
工場製技ならではの
スピード感で
製品を供給
工場
製造
技術
- 郡山工場 製造技術室
- Mさん
- 物質創成科学研究科卒
- 2019年入社
- TOKを就職先
に選んだ理由 - 専攻を活かせる化学メーカーを中心に、職種は限定せずに就活。できれば様々な業務を経験したいと思った。TOKについては、フォトレジストの開発・製造を専業で行っていることから、確かな技術力を持ち、今後も発展を続ける企業と感じた。また、離職率も非常に低いので、やりがいを感じながら働ける企業と思い、入社を決意した。
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ものづくりの上流から下流まで
工場における製造技術部門(以下「工場製技」)の業務範囲は幅広いです。基本的には、工場から送り出すTOK製品の安定供給に全面的な責任を負う仕事です。「安定供給」とは、顧客から要求される品質・コスト・納期を維持し製品を提供するという意味です。したがって原材料の品質管理から製造工程の管理、顧客先からの様々な要望への対応と、ものづくりの上流から下流まで関わる仕事になります。
最もルーチン的な業務は製造工程の管理になります。工場製技は、「何でも屋」と呼ばれることもあるほどで、様々な部門から相談が舞い込みます。例えば製品の製造工程で何らかの問題が発生し、オペレーションを担当する製造課や検査室からの報告が来た際には、正確に、そして迅速に“原因調査・是正方針決定” を行い各部門へ指示します。製造工程は納期に沿って緻密にスケジュール管理されていますので、判断の遅れが納期遅延に繋がらぬよう心がけています。品質保証部のPさんのお話にあるように、顧客先での不具合に関する調査依頼などにも、連携して原因究明にあたります。
このように、多岐にわたる問題の解決には製造工程全般に関する知識が必要であり、その中では原材料管理で得た知見や経験も大いに役立ちます。 -
常に先を見据えて動く
原材料の品質はTOKの製品にダイレクトに影響します。顧客の要望通りの製品を安定供給することは当たり前の話ですが、その一方で、私たち工場製技は常に、品質安定化に向けた改善を行っています。これについては顧客の要望に応える形で行う場合もありますが、熾烈な競争と技術革新が絶え間なく進む半導体市場においては、顧客に言われてから取りかかるのでは遅すぎます。
そこで私たちは、普段から市場環境の動向を注視し、今後予測される製品要求を実現するため、原材料メーカーと連携し原材料段階からの改善アプローチや郡山工場生産工程の最適化を進め、試作品の作成、顧客評価、量産化へと繋げてゆきます。この工程についても、原材料と製造工程の一括管理が可能な郡山工場であれば、非常にスムーズに製品化までたどり着くことができます。 -
“目の前で”、期待通りの製品が完成する醍醐味
郡山工場は、最先端フォトレジストをはじめとする、品質に優れたTOKの様々な電子材料を国内外の多くの顧客のもとへ届けています。そのため、日々要求レベルを満たす製品の製造をはじめ原材料の見直しを含む品質改善の要望なども品質保証部を通じて数え切れないほど届きます。工場製技はそうしたことも含めた「何でも屋」で、それらに対応するうちに自分の知見や経験が深まることを実感できます。
そして、得られた知見で製造部門へ指示を出し、自分が考えた改善案に基づき、“目の前で”、期待通りの新たな製品が製造されていくのを見ることができるのは工場製技ならではの醍醐味だと感じています。今、郡山工場は、リノベーション施策(*)に沿った施設・設備面における一層の拡充を図り、国内でも有数の生産拠点へとさらなる進化を遂げつつあります。一段とスキルアップできる環境が整いつつあり、こうしたチャンスを活かしながら、思いっきり腕を振るってみたいと思っています。
※リノベーション施策:「生産拠点リノベーション」。
「TOK Vision 2030」の「2030年に向けた7つの戦略」のひとつで、「⾼品質生産体制の構築」「環境・安全衛生体制の強化」を目標に掲げています。
※掲載されている情報は、取材当時のものです。
Daily schedule
平均的な一日
- 08:30
- 出勤
- 08:30~10:00
- 業務開始、当日のスケジュール策定
- 10:00~12:00
- 製造に関わる製造技術業務(製造部門からの問い合わせ対応など)
- 12:00~13:00
- 昼食
- 13:00~16:00
- 実験業務(顧客評価用サンプル作成など)
- 16:00~17:00
- 打合せ(サプライヤー、社内関連部門)
- 17:00~19:00
- 事務作業、翌日の準備、帰宅