会社のリスクを把握し
信頼性を高める「防波堤」
法務
- 法務部
- Iさん
- 法学部法律学科卒
- 2019年入社
- TOKを就職先
に選んだ理由 - 製造業の川上から携わることができる材料メーカーや部品メーカーに興味があった。TOKは就活を続ける中で知った企業だったが、PCやスマートフォン、自動車、家電といった様々な機器に使われる半導体の製造に不可欠な化学薬品などを供給しており、「半導体などに使用されるフォトレジストにおいて世界トップクラスのシェアを有している点」に魅力を感じた。
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契約や株式、コンプライアンスに関わる仕事
私が担当している主な仕事としては、契約業務、株式業務、コンプライアンス業務があります。契約業務では、他部門が取引先と締結する契約書の内容確認や起案を行います。TOKのリスクとなり得る部分や実務に即していない部分、法令違反箇所の有無などについて確認・修正を行い、相手方との交渉を含めて、依頼部門による契約書の締結をサポートしています。
株式業務は法令に則り手続きや書類の作成を行う必要があるため、会社を運営する上で非常に重要な業務です。法務部では、株主総会における招集通知の作成や有価証券報告書、四半期報告書など開示書類の作成において株式や契約に関連する部分を担当しますが、株主との良好な信頼関係を築くため、適切な情報を提供するよう努めています。また、コンプライアンス業務では社内規程や制度など社内体制の整備と諸法令への対応、これらを踏まえた従業員や協力会社も含む社内コンプライアンス教育を実施しています。
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“若手”でも
「仕事冥利に尽きる」TOKのあらゆる事業や業務に密接に関わり、役員や従業員から頼っていただき、支えることができるところに法務部という仕事のやりがいを感じています。契約業務は法務部における仕事の中で大きな割合を占めており、私の業務も半分以上が契約関係です。
顧客や取引先との間で紛争が起きるリスクは全ての部門にあることから、TOKのあらゆる事業や業務が法務部によるリスクの検討・確認を通して行われます。不幸にして紛争が起きた場合は培われた専門知識をフル活用して問題の解決を図りますが、そうした事態を避ける、いわば「防波堤」のような役割を果たすことこそが契約業務における私たちの本来の仕事と考えています。事前に相談を受け、私のような若手の意見にも真剣に耳を傾けて理解いただけたときなどがやりがいを感じるときであり、ご相談いただいた方から「なるほど、よくわかったよ。ありがとう」といった言葉が返ってきたときは、“若手”でも、“仕事冥利に尽きる”というのを感じたりします(笑)。
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研修時代の経験や知識が成長の糧に
コンプライアンス違反はステークホルダーからの信頼の喪失に繋がり、顧客離れや売上の減少、株価の下落、さらには従業員の離職、採用難など企業に重大な影響を及ぼすことから、本社をはじめ各拠点での教育を実施し、対話を通じて関係者一人ひとりのコンプライアンス意識を高めていくことも私たちの仕事の一環です。
ある日、法務部への配属後に、私がかつて現場研修でお世話になった方々にコンプライアンス教育を実施する機会があったのですが、当時の教育担当の先輩社員の方々から、教育内容についてお褒めの言葉をいただくとともに、私の成長ぶりをとても喜んでいただいたということがありました。
また、 研修時代に顧客対応の実務を経験できたことは、業務の実態に沿った契約書を作る意味でも現在の業務に活かされています。今後は、自分に任された業務を遂行させる実力と視野の広さを身につけ、他部署から頼られる存在になりたいと思っています。そのためには、事業への理解を深めることが必要なので、案件で関わった他部署の方と対話することに加え、社内外の勉強会に積極的に参加することを考えています。そして、ゆくゆくは重要顧客との契約を担当できるようになることが現在の目標です。
※掲載されている情報は、取材当時のものです。
Daily schedule
平均的な一日
- 08:45〜09:00
- 出勤
- 09:00~10:00
- 業務開始(フレックスタイム制)、メールチェックなど
- 10:00~12:00
- 契約書の確認
- 12:00~13:00
- 昼食
- 13:00~14:00
- 打合せ(関係部署など)
- 14:00~18:30
- 資料作成など、帰宅